ブロッコリーの育て方として、種まきや間引き、植え方や肥料の与え方、苗の選び方や収穫時期、コンパニオンプランツなどの害虫対策や家庭菜園の栽培方法を紹介。野菜のブロッコリーに含まれる栄養、料理として、美味しい食べ方や茎の調理法も教えます。
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ブロッコリーの育て方として種から栽培する場合は、7月上旬、箱に10センチ間隔で筋をつけ、種をまいて、薄く土をかぶせます。土が乾いたら水をやります。2,3日で発芽するので、様子を見て少しずつ間引きをし、本葉2枚になったら、ポット鉢に移します。または、直接ポット鉢にまいて、間引きながら一本立ちにして、本葉4,5枚に仕上げて、畑に定植してもいいでしょう。ブロッコリーの定植前には、あらかじめ畑に堆肥やボカシをいれて家庭菜園の準備しておきます。日当たりと水はけのよいところを選んで、植え穴を大きく開けて、浅く植えます。株の間隔は、40センチくらいがよいでしょう。水は、畝の表面が乾いたら、十分に与えて、成長を促進させるようにします。肥料は、植え付け後、2週間ほどたったら、固形タイプの追肥を、2〜3週間に一回のペースで与えていくとよいようです。家庭菜園でブロッコリーの栽培を種まきから育てるのは、なかなかたいへんなので、初めてのときは、苗を購入するのもよいでしょう。苗は、茎が太くしっかりしていて、葉の色が濃いものを選びます。ブロッコリーは、涼しい気候を好むので、植え付けは夕方に行います。花蕾の部分が、10センチくらいの大きさになったら、中心のものから順に収穫します。十分膨らんで、凹凸が出来るようになる直前が、ブロッコリーの収穫時です。採り遅れると、開花して品質が低下します。30日から40日立つと、わきから伸びた花蕾を収穫できるようになります。そのときに、葉っぱを、2,3枚残して摘むと、次々と芽が伸びて、春先まで楽しむことが出来ます。
ブロッコリーの害虫としては、モンシロチョウやコナガの幼虫がつきやすく、栽培中にあっという間に葉っぱを食べつくしてしまうので、見つけ次第、捕まえなければなりません。ブロッコリー自体は、アブラナ科の植物ですが、モンシロチョウは、科独特の辛味成分の匂いにさそわれて集まってきます。他の虫はこの辛味成分が苦手なので寄り付かないのですが、モンシロチョウは平気なのです。ブロッコリーの害虫対策になるコンパニオンプランツは、サルビアです。モンシロチョウやコナガは、アブラナ科の野菜に害を及ぼしますが、ともにサルビアを嫌います。そのため、混植すると、他のアブラナ科野菜である、キャベツ、ハクサイ、ダイコン、小松菜にも外注対策になります。ほかによくみられる家庭菜園でのブロッコリーの害虫としては、ヨトウムシです。サルビアはヨトウムシには効きませんので、嫌いなレタスに替えると、被害を軽減できるでしょう。また、ブロッコリーは、おんぶバッタによって、花蕾をかじられ、葉っぱに穴を開けられることもよくあります。おんぶバッタは、周辺の草地から次々と飛来するので、殺虫剤は効きません。網の目が5ミリくらいのネットで覆い、成虫の侵入を防ぐとともに、たえず草抜きをするしかないでしょう。 また、ブロッコリーは軟腐病といって、花蕾が黄変し、べとべとになって悪臭を放つ、土壌伝染性の細菌による病気にかかることがあります。大雨などで、雨とともに土壌から跳ね返った菌に感染することが、主な原因です。家庭菜園で栽培する際に肥料を与えすぎて軟弱に育つと、発生しやすくなるので、チッソ系の肥料はひかえめにします。そして、畝にわらを敷き詰めて、泥水が跳ね返るのを防いでやりましょう。 家庭菜園でのブロッコリー栽培方法として花蕾は、植え付け時の温度の低いと、十分に大きくなりません。最低でも10度、最高25度くらいの気温になってから、植えるようにします。逆に花蕾が大きく、中が一部空洞になるのは、チッソ系肥料の与えすぎなので、施肥の量には、注意が必要です。
ブロッコリーの色の濃さは、栽培温度によるもので、鮮度や栄養価には、変わりありません。家庭菜園でも紫がかったものは傷んでいるのではなく、日当たりのよいところで育ち、霜に当たったもので、甘味も濃くおいしいものです。ブロッコリーの栄養としては、体内でビタミンAに変わるカロテンをたくさん含んでいます。ビタミンAは、粘膜や皮膚を強化し、目に栄養を与え疲労を軽減させます。眼精疲労やシワが気になるなら、ブロッコリーを積極的に食べたいですね。ブロッコリーに含まれるビタミンCはとても多く、苺の2倍、レモンの3.5倍、レタスの27倍も含まれていて、廃棄率が50パーセントとしても、2分の1株で、成人の一日の必要量をまかなうことが出来ます。ブロッコリーの豊富な栄養素のなかで、意外と知られていないのがビタミンKです。ビタミンKは、摂取が難しいカルシウムの代謝を促し、骨への吸着率を高める働きがあります。ビタミンKは、閉経後の女性に限らず、若い女性にも増えている骨粗しょう症の予防に欠かせない栄養成分なのです。カルシウムとビタミンK両方を多く含むような食べ物は、自然界にはあまり多くありません。しかし、ブロッコリーには、例外的に、カブの葉っぱについでカルシウムが多く含まれているとされています。また、ナトリウムを排泄するカリウムも含まれているので、高血圧症の人には、常食してほしい野菜といえます。ほうれん草には及びませんが、鉄分も野菜の中ではトップクラスの含有量です。ビタミンAとの相乗効果があるので、鉄欠乏性の女性の頼もしい味方になる野菜といえますね。
ブロッコリーの食べ方として料理に使うときは、たいてい茹でてから使います。その際の調理方法のポイントは、あまりこまかい房に分けすぎないほうが、うまみも栄養も逃げません。まるまるした森の樹木のようなユニークな形を生かして、グラタンや、焼きうどんなどに、ごろごろと入れると、独特の食感とかなり食べ応えがあります。 アメリカでは、よく、ブロッコリーを、生でサラダ料理に使います。新鮮なものは、やわらかくてうまみがあり、酵素が熱で壊れないので、出来れば無農薬のブロッコリーを、生でぱりぱり食べたいですね。茎の部分の栄養も捨て難いので、スティック状に切って、食べやすくする工夫が必要です。味噌やヨーグルト、マヨネーズなどを混ぜたディップに付けて食べるのが、おすすめです。意外な食べ方として、ブロッコリーは、ジャムにもできます。作り方やレシピとしては、茹でて裏ごししたブロッコリーひと房に対して、りんご1個丸ごとの割合で、ハチミツとレモン汁を加えて煮ます。あと、一品料理というときに、役立つのが、ちりめんじゃことのいためものです。小房に分けたブロッコリーとちりめんじゃこを油でいためて、しょうゆやみりんで味をととのえ、炒め煮にするだけ。ごま油を使うと香ばしくなりますし、味噌いためにしてもおいしいですよ。にんにくやきのこ、わずかの唐辛子といっしょに、オリーブ油でいためると、イタリアンの前菜にも早替わりします。ブロッコリーは、ボリュームがあるので、たった2,3房でも、お弁当の隅の空きスペースを、しっかり埋めてくれてますね。
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