枝豆の育て方を紹介。品種や種まき、発芽や植え方、収穫時期の見分け方、病気や害虫対策や駆除といった家庭菜園での栽培方法とともに、枝豆の栄養やカロリーと効能、茹で方や料理として、ひと手間加える美味しい食べ方を教えます。
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枝豆を育て方や栽培方法として植えるときは、種を一晩水につけておくと、発芽しやすくなります。種まきの時期は4月中旬から六月下旬です。元肥は、芋や豆類の専用配合を使うとよいでしょう。枝豆の品種は、早生種から晩生種までいろいろそろっているので、複数の品種を植えておく、または、植える時期を2週間くらいずらして種まきすると、収穫を長く楽しむことができます。畑に植えるなら、光が充分にあたる場所を選び、畝の高さは20センチにして、株の間は30センチあけます。深さ5センチくらいのところに一箇所あたり3粒から5粒の種をまいて、土をかぶせておきます。栽培方法でよくある失敗は、枝豆が発芽するまでに、ハトなどの鳥に見つかって食べられてしまうことです。種まき直後は、ネットを張ったり、キャップを被せたりして、種を鳥から守る工夫が必要です。あるいは、ある程度大きくなるまでビニールポットで管理する方法もあります。枝豆育て方として、種まきのあと、七日程度で発芽します。本葉が二枚になったら、一株二本立ちにします。このとき、葉の色が薄いようなら、株元から15センチくらい離れたところに追肥します。丈が20センチから30センチに伸びたら、株の根元に土を寄せ集めて倒れないようにします。枝豆には支柱を立てないので、風当たりが強い場所では、倒れることがあります。倒伏を予防するために、周囲にひもを張ったり、花壇用の柵を挿したりするのもよいでしょう。本葉が付いた枝が5,6本出てきたところで摘芯すると、わき芽が伸びて収穫量を増やすことが出来ます。また、株元にわらや刈り取った草を敷いておくと、土の乾燥を防ぎ、雑草を生えにくくする効果があります。枝豆は乾燥に強く、水を与えすぎると失敗します。ただし開花前に乾燥すると花が落ちて実が入らなくなるので、乾燥気味なら水をたっぷりとやりましょう。枝豆は、種まき後、60日から70日でさやがふくらみはじめ、花が咲いてひと月あまり過ぎた頃に収穫時期を迎えます。さやを指で押さえてみて、中の実がはじけるようになったら収穫します。収穫に適した日数は3,4日と早く、時期を逃すと豆がかたくなるので、取り遅れに注意しましょう。
枝豆に被害をもたらす害虫の代表が、カメムシです。カメムシは、幼虫も成虫も枝豆の実を好み、その汁を吸ってだいなしにしてしまいます。カメムシは、枝豆にさやが付き始める頃、周辺の雑草地から飛来してきます。緑色の亀の甲羅のような形をしたアオクサカメムシ、暗褐色のホソヘリカメムシ、ひげが縞模様になったチヒゲカメムシなど、カメムシにもいろいろな種類があり、さやが黄色くなる頃まで、枝豆の汁を吸い続けます。 枝豆の実がやっとつきはじめたときにやってきて、それまでの苦労を水の泡にするカメムシを、駆除する方法はないでしょうか?そこで、提案したいのが、コンパニオンプランツです。コンパニオンプランツとは、一緒に育てることによって、お互いの生育にプラスになる作用を持つ植物のことです。枝豆にとってのコンパニオンプランツは、にんじんです。例えば、家庭菜園で、枝豆を60センチ間隔で二列に植えます。その中間の30センチのラインに、にんじんを一列植えてみましょう。にんじんは、枝豆の害虫であるカメムシを忌避し、枝豆はにんじんの害虫となるアゲハチョウの幼虫を忌避します。そのほかにも、にんじんは、枝豆の株元の乾燥を防ぐことによって実付きをよくし、枝豆は、根っこの根粒菌が空気中の窒素を固定することで、にんじんの生育を助けます。このような栽培方法を利用すると、殺虫剤を多用しなくてもすみそうですね。枝豆がかかる病気として、アブラムシによって媒介されるモザイク病というものがあります。モザイク病にかかると、最初は、葉脈がすけたように見えて、次第に、全体がまだら模様になります。葉がねじれ、つぼみが付いても落ちやすくなります。モザイク病を予防するには、雑草や剪定した木の枝を、炎をたてずに低温で焼いて灰にした草木灰を4,5日おきにかけるとよいでしょう。草木灰は、栄養があるだけでなく、散布した葉面をアルカリ性にして、病原菌をよせつけないようにします。風のない日を選び、朝露が残っている時間帯にかけます。草木灰は、アブラムシの駆除や予防にもなりますから、一石二鳥です。
枝豆は、大豆になる前の段階で収穫される未成熟な大豆なのですが、大豆にはない栄養素も多く含んでいます。そのひとつがビタミンCです。ビタミンCは、風邪の予防やストレスの緩和、皮膚の再生など、人体にとって不可欠の働きをする重要な栄養素です。枝豆に含まれるビタミンCの量は、百グラムあたり春菊の2倍、ほうれん草の3倍にもあたります。さらに、特筆すべきことは、枝豆のビタミンCは熱に強いということです。茹でた状態でもきゅうりと同量、ナスの3倍のCが摂れるのですから、真夏の夕方、夕涼みをしながらいただく茹で枝豆は、日焼け対策にも有効なのです。茹でた枝豆というと、おつまみの定番でもありますが、実は、これも理にかなっています。枝豆に含まれるビタミンB1は、アルコールの代謝を促進させ、疲労を速やかに解消します。しかも、たった30さやの枝豆で、一日に必要なビタミンB1の3分の1を補えるのです。同時に、肝臓の働きを向上させるコリンが、悪酔いを防ぎます。コリンには、脳の疲れを軽くし、記憶力や集中力を高める作用もあります。枝豆は、缶詰や冷凍食品にもなっていますが、季節のものと比べると、味や栄養価がぐっと下がります。枝豆の出回る時期は短いので、旬を逃さずに買い求めて、夏バテ知らずの身体を養いましょう。枝豆の栄養素には、大豆にはないビタミンAも含まれています。ほんのわずかの油を加えるだけで、吸収率が80パーセントアップしますから、グラタンやかき揚げなど、油を使う料理にいれると、彩りもきれいになっていいでしょう。枝豆は、大豆と同じく、繊維質が豊富ですから、便通にも効果があります。「畑の肉」と言われる大豆同様、鉄分も多く、鉄の吸収をよくする銅も同時に含んでいるので、貧血予防にも役立ちます。
枝豆を料理として、その美しい緑色は、白いご飯に混ぜるといっそうひきたちます。お味も、グリンピースご飯とはまたちがうコクがあってとてもおいしいのです。先に枝豆を茹でておいて、さやから実を取り出し、お酒と昆布と塩少々をいれて炊きあげたご飯に混ぜて、五分ほど蒸らせば出来上がりです。しょうゆを加える場合は、薄口しょうゆにすると、色がきれいに仕上がります。枝豆ご飯をおにぎりに応用すると、いろいろなバリエーションが楽しめます。枝豆と相性のいいおにぎりの具は、鮭やたらこ、チーズなどです。ミックスすると彩りも鮮やかになりますから、運動会や遠足、行楽弁当におすすめです。 茹でたものは、そのままでもおつまみになりますが、料理としてひと手間加えると、ちょっとした一品になります。枝豆のほかに用意するのは、チーズと春巻き(シューマイ)の皮だけです。茹でた枝豆と一センチ角に切ったチーズを、4等分にした春巻きの皮で巻きます。油で狐色になるまで揚げて、さっと塩を振ってください。ヘルシーに仕上げたい場合は、フライパンに油をひいて、その上でころがすようにして焼くとパリパリになります。オーブントースターで焼くと、さらにカロリーダウンできます。チーズのほかに、ハムやコーン、ゆで卵などといっしょに巻いてもよくあいます。枝豆がたくさんあるときは、枝豆のあんが入った宮城名物ずんだ餅を作ってみましょう。フードプロセッサーを使うなら材料すべてを混ぜるだけ、なければ、茹でて裏ごしした枝豆に、さとうと塩とレモン汁少々を加えて練るだけでOKです。白玉団子のトッピングにいかがでしょうか。
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