二十日大根の栽培

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二十日大根は、別名、ラディッシュとも言われ、夏まきなら20日程度の早さで収穫できることから、二十日大根とよばれています。二十日大根は、赤い根っこ部分が、見た目にもかわいらしく、プランターでも、簡単に育てることが出来るので、家庭菜園むけの代表的な野菜でしょう。栽培方法として種まきは3月から10月の間ですが、暑い時期には、虫の被害を受けやすくなるので、春か秋にまくとよいでしょう。二十日大根には、まん丸いものだけではなく、長丸のものなど、品種がいろいろあるので、時期をずらして複数植えて楽しんでもいいでしょう。家庭菜園で二十日大根を栽培する際に種をまくとき、地面に一本すじをつけてまく筋蒔きなら、間引くとき、簡単に出来ます。プランターで育てる場合は、深さ10センチ以上あるものを選んでください。畑に植えるときは、水はけのよい場所を選び、幅40センチ、高さ20センチくらいの畝を作ります。種を植えたら、種がかくれる程度(1センチくらいの厚さに)土をぱらぱらとかけて、発芽するまで乾かないように、たっぷりと水をやりましょう。発芽した後は、土の表面が乾いたら、十分に水を与えてください。種まき後、3日から5日くらいで、発芽します。発芽した後は、土の表面が乾いたら、十分に水を与えてください。本葉が出はじめたら、間引きをしましょう。株と株の間は、2、3センチくらい空けるとよいでしょう。本葉が、2、3枚になったら、2回目の間引きをします。このときは、株の間を、5、6センチ空けるようにするといいでしょう。間引きした二十日大根も、サラダにして食べられます。間引きしたら、そのつど、しっかり土を寄せて、倒れないようにしておきましょう。赤い根っこの部分が、土を押し上げて、顔を覗かせ始めたら、収穫できます。二十日大根の栽培では、収穫が遅れると、ひび割れたり、中に空洞が出来たりして、味が落ちてしまうので、早め早めに収穫しましょう。

二十日大根の害虫対策

二十日大根は夏場に植えた場合、害虫の被害を受けやすくなります。アブラナ科の野菜なので、アブラムシ、アオムシ、コナジラミ、ヨトウムシなどが、主たる害虫です。アブラムシは、牛乳をスプレーしたり、すずめ脅し用の光るテープを周囲に張り巡らせたりして、ある程度、防御できます。アオムシは、見つけ次第、捕まえるとよいでしょう。そのほかの害虫の飛来が激しいときは、畝全体を、目の細かいネットや、不織布で覆って、対策や予防して虫の被害を防ぐようにしましょう。また、二十日大根の育て方としては、水分を必要とする野菜なので、種を植えた直後は、小さい種が流れてしまわないように、じょうろを使って、十分に水を与えて下さい。水やりが足りないと、甘みが減って、辛みの強い二十日大根になります。かといって、常に、土の表面が水浸しになっているような、水はけの悪い場所で育てると、ふつうの大根と同じように、非常に腐りやすくなります。二十日大根の植え付け場所を選ぶときには、日当たりがよく、水はけのよいところ選んでください。二十日大根は、一年に何回も収穫ができますが、同じプランターで何度も育てた場合、葉っぱが変形したり、虫や病気にやられやすくなるので、注意しましょう。畑でも、連作は可能なのですが、根の部分に、アブラナ科の植物のみに寄生する根こぶ病の病原菌がつきやすくなります。根こぶ病にかかると、根にたくさんのこぶが出来て、地上部分の生育も、悪くなります。根こぶ病を予防するためには、二十日大根の植え付け場所を、できるだけそのつど替えるほうが、得策でしょう。

二十日大根の栄養

二十日大根は、大根の仲間なので、栄養としてはジアスターゼという消化酵素を含んでいます。ジアスターゼには、たんぱく質の消化吸収を高める働きがあるので、メイン料理がステーキなどの肉料理のときは、花型に切って付けあわせにすると、見た目にも美しく、一石二鳥です。また、二十日大根の特徴でもある、美しい赤い色は、アントシアニンといわれる抗酸化作用成分に由来する色です。アントシアニンは、ブルーベリーにたくさん含まれていることで、有名になりました。アントシアニンは、一般に、眼精疲労を改善し、目を守る働きで知られています。それに加えて、強い抗酸化力で身体の細胞の酸化を防ぎ、若さを維持し、老化をおくらせるという重要な働きもあります。二十日大根のピリッとした辛み成分は、イソチオシアネートというアブラナ科の野菜に含まれる成分で、肝機能を強化したり、ピロリ菌の予防や脂肪を分解する働きがあります。また、二十日大根のビタミンCは、外皮に近くなるほど、たくさん含まれていて、根の部分だけではなく、葉にも、栄養成分をたくさん含んでいます。そのため、鉄分、ビタミンB1、ビタミンB2、カルシウムなど、捨てるには惜しいたくさんの栄養がありますから、赤い根の部分といっしょに炒め物にしたり、ふりかけを作ったり調理して、ぜひ利用してほしいものです。

二十日大根の食べ方

二十日大根の食べ方として、まず、その鮮やかな真紅色の美しさを生かした、甘酢漬けの作り方やレシピを紹介します。まず、5個から10個くらいの二十日大根を、ごく薄くスライスして、塩もみしておきます。鍋には、お酢100cc、砂糖20グラム入れて、さっと沸騰させて火を止めます。そこへ、さきほどの二十日大根を漬けて、冷蔵庫で一晩ねかせると、天然の着色料で驚くほどきれいに染まった、二十日大根の甘酢漬けが出来上がります。また、甘酢漬けにした二十日大根は、ポテトサラダの具として使うことも出来ます。一般的に二十日大根は調理しないで、生で食べることが多いものですが、北京では、炒め料理としても良く使われ、意外に美味だそうです。炒め料理の作り方としては、はじめに、二十日大根に包丁で切れ目を入れて、塩をかけて、ねぎのみじん切りといっしょに油でいため、黒酢やしょうゆを加えて中火で炒めます。強火で一気にいためると、水気がなくなり、パサパサしてしまいます。二十日大根が十分やわらかくなって味がしみこむまで、火加減が強くなり過ぎないように気をつけて、じっくり炒めることがポイントです。その他の二十日大根の食べ方としては、大根の仲間なので、インド料理などでは、葉っぱも一緒に調理して食べることが多いそうです。フライパンに油をひいて、スライスしたにんにくを炒めたところへ、二十日大根の赤い根っこの部分と、葉の部分を刻んだものを入れて炒め、塩、こしょうで味付けします。葉っぱも無駄なく生かせて、二十日大根の栄養が丸ごと取れるお惣菜です。フランスでは、生の二十日大根に、たっぷりのバターを塗って食べるそうです。バターの脂肪分でコクが加わり、不思議なハーモニーが味わえそうです。バターとマヨネーズを半々に混ぜてパンに塗り、二十日大根のスライスをはさんで、サンドイッチにしてもよいですね。

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