なすの育て方を紹介。苗の植え方や選び方、肥料や支柱の立て方や剪定、収穫時期、葉の病気やアブラムシなどの害虫対策や予防とともに、プランターを使った家庭菜園の栽培方法、なすの栄養やカロリー、調理法と料理として簡単レシピを教えます。
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なすの育て方として、長期にわたって栽培できて、とても育てやすい野菜なので、家庭菜園にはぴったりといえます。5月ごろに苗を購入し、連作を避けるために3,4年ナス科の野菜を作っていない日当たりのよい場所を選びます。植えつける苗は、根がたくさんあって、全体にがっしりとしていて、葉の色が濃いものを選びます。まず、石灰をまいて、土とよく混ぜておきます。幅一メートルくらいの畝を作り、中央に元肥の堆肥、化成肥料、油粕を入れ込む溝を掘ります。なすの植え方として、深くまで根を張るので、溝は深く掘ることがポイントです。次に、溝の左右に一列ずつ植え溝を作って、株間は50センチ空けて苗を植え付けます。畝全体を、ポリフィルムで覆って、地温を高めてから植えるとよいでしょう。わらや枯れ草などで覆っても、地温の上昇や乾燥をふせいでくれます。なすの育て方として植え付け時は、株元が地表より高めになるようにして植えます。支柱は、小さいうちは1本、側枝がかなり伸びてきたら、斜めに2本立てて茎を縛ります。追肥は、20日から25日に一回くらい与えます。収穫が少なくなってきたら、若いうちに身を採って勢いを回復させます。6月ごろから収穫できますが、最初の実は、若いうちに採って、株の負担を減らします。7月に入ると高温で弱ってくるので、一度、下のほうの小枝を剪定すると、勢いが戻って、秋まで取れ続けるようになります。なすは、ベランダでも、簡単に栽培できます。4〜5月ごろに、深めのプランターに、鉢底石を並べ、野菜用の土をいれて、ホームセンターなどで購入した苗を植え込みます。暑い時期にはとくに、水をしっかり与えるようにして、下のほうの葉っぱは込み合わないように、剪定して整えて栽培しましょう。
なすに限らず、野菜全般の栽培方法に言えることですが、下葉が繁りすぎると、風通しや日当たりが悪くなり、蒸れが生じて、病気や害虫の発生につながりやすくなります。なすの場合は、花が実らないで落ちる原因にもなりますから、主枝と側枝2本以外のわき芽は早めに取って、通風をよくしておくことが大切です。なすには、乾燥時にハダニが付くことがよくあります。最初は、葉に針で付いたような白い斑点が出来て、進行するとかすり状になり、やがて枯死します。ハダニに対しては、付近に数本のトラップペーパーをつるすと効果的です。高温時の乾燥は、葉の半分が枯れて落葉し、のちに株全体が枯れてしまう半枯病の原因にもなりますから、栽培方法として気温の高い時期にはとくに、水をしっかり与えるようにします。健全な、なすの場合は、花がついている部分の先にも葉っぱが4,5枚あって、花の中心の黄色い花柱(めしべ)がおしべよりも長いのですが、もし、茎の先端部分に花がついていて花柱が短い場合は、追肥して、小さなうちに実を摘みとり、株の負担を減らしてやりましょう。収穫量が減ってきた場合も同様に、思い切って若いうちに実を取って、株全体の樹勢を回復させるようにします。なすを育て方で肥料を与えすぎると、せっかく、ついた花がポロリと落ちてしまうことがあります。逆に、全体に葉っぱが淡い色になり、生育が悪い場合は、肥料が足りないと考えられます。例えば、カリウム、マグネシウム、鉄が欠乏すると葉脈間が黄色くなります。そんなときは追肥を施し、栄養状態を改善してやりましょう。空梅雨などが原因で降るべきときに雨が降らないと、水が不足して、実がスポンジ状態になったり、変形したりすることがありますが、心配は要りません。なすは長い期間収穫できるので、そのうちに回復して、普通の実が採れるようになります。なすのウドンコ病、ベト病、サビ病などに、抗菌力の高いスギナ液がよく効きます。かけて害になることはないので、病気や害虫予防としても、かけることがおすすめです。水1?にスギナ一握り入れて5分間煮沸し、漉して使います。葉に展着させるには、5mlの石鹸を加えます。スギナの親のつくしはさらに殺菌力があるので、春に作り置きしておくとよいでしょう。
なすの成分のほとんどが水分で、糖質以外には、ビタミンA、B1、B2、Cを、ほんの少し含んでいるだけで、栄養価は高くありませんが、たんぱく質もカロリーもほとんどないので、味もあっさりしています。カロリーも低く、100グラムでわずか20キロカロリーしかないので、ダイエットには向いいる食材ともいえます。高血圧や、のぼせ性の人は、なすを食べるといいと、昔から言われてきました。それは、なすに身体を冷やす作用があることを、体験的に知っていたからなのでしょう。[秋なすは嫁に食わすな]ということわざがありますが、これは、おいしいものは嫁に食べさせないという意地悪な意味ではなく、おいしさのあまり食べ過ぎると、体が冷えて子宝に恵まれなくなるという忠告の意味があったことは有名ですね。なすのへたや皮は、民間療法で、とても重宝されています。なすのへたや皮をアルミホイルに包んで、黒くなるまで蒸し焼きにします。急な歯痛に、ほんの少量をすりつぶして使うと痛みが治まり、ハチミツで練って口内炎の炎症が生じているところにつけると、熱がひいて痛みが治まり、歯磨き粉として使うと、歯肉炎の予防になるとされています。なす独特の紫色の素はナスニンといって、ポリフェノールの一種です。この色素は、アルミニウムや鉄と結びつくと紫色になる性質があります。これを生かして、なすの漬物を作るときに、鉄釘を一緒に入れて鮮やかな紫色に仕上げるというのが、いわゆるおばあちゃんの知恵ですね。最近、このナスニンに、がん細胞の発生や、増殖、転移を抑える作用があることがわかってきました。加熱してもこの働きは変わらず、大きめのなすを一日1個食べれば充分な量が摂れるということです。なすは、どんな調理方法でもおいしく食べられる野菜なので、旬の時期には、毎日1個分のなす料理をおいしく食べて、健康に役立てたいですね。
なすは、表面がつるっとしていて洗いやすく、煮物、焼き物、炒め物、揚げ物など、どんな調理法でも料理しておいしく食べられる、とても使い勝手のいいお野菜です。お漬物にしても、味噌漬け、しば漬け、からし漬け、ぬか漬けなど、いろいろに楽しめます。ただし、アクがあるので、料理に使う前には水にさらすか、塩をふるといいでしょう。じめじめとした梅雨が明けると、いよいよ暑い夏がやってきます。この時期、旬をむかえるナスのドライカレーは、一度は食べたくなるメニューですね。簡単に出来る作り方としては、にんにく、玉ネギ、ひき肉を炒めて、カレー粉やケチャップ、ソースなどで味付けし、水気を切ってさっと揚げたナスとピーマンをのせれば出来上がりです。ご飯にはもちろん、パスタやうどんにもよく合う、夏らしい一品です。なすを使ったギリシャの代表的な料理、「ムサカ」は、いわば、ギリシャ風なすのグラタンです。簡単にレシピを説明しますと、輪切りにした茹でジャガイモ、トマトソースベースのハーブ入り挽き肉炒め、オリーブオイルで炒めたナス、卵とチーズの入ったホワイトソースの順で次々と段重ねして、オーブンで焼くというボリュームたっぷりな料理です。イタリア料理で知られているラザニアの、パスタの部分をなすに替えたイメージですが、ギリシャならではのソースやハーブが使われます。なすは、日本では七世紀ごろから栽培されていて、各地に固有の品種があり、その種類は100種にも及びます。九州特産の大長なすは、なんと長さが45センチもあります。普通のなすより、皮が柔らかくジューシーなので、大葉やみょうがとドレッシングであえて、生サラダにすると、おいしいそうです。
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