ニンジンの育て方

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ニンジンの栽培は、夏まきなら、7月から8月に種をまくと、11月ごろから2月ごろまで収穫できます。家庭菜園のニンジンの育て方としては根を深く伸ばすので、深めに土を耕し、固い土を砕き、大きな石は取り除いておきます。また、ニンジンは、酸性の土に弱いので、苦土石灰を1平方メートルあたり150グラム程度、施すとよいでしょう。畝は、120センチ幅で、3すじか4すじ種をまきます。ニンジンは家庭菜園で栽培できる野菜の中で最も発芽させるのが難しいといわれ種は、吸水力が弱いので、乾燥に気をつけなければなりません。わらやもみがらで、カバーして、地熱の上昇を防ぐとよいでしょう。発芽率が低いので、種はやや多めにまいて、土は、1センチくらいの薄さでかぶせます。本葉3,4枚ごろと、8枚ごろに間引きをして、最終的に、株と株の間を、12センチ程度空けるようににします。土が湿っているときに間引くことが、栽培のポイントです。間引きしたら、そのつど土を寄せます。ニンジンの場合は、雑草が早く伸びやすいので、こまめに抜いてやりましょう。また、根が露出すると、その部分が緑色になりやすいので、地面から顔を出しているニンジンには、根元に土をかぶせてやります。肥大したものから、順に抜いて、収穫していくとよいでしょう。野菜の中で最も発芽させるのが難しいですが、家庭菜園でサラダ向けのミニニンジンなら、長さ12センチくらいなので、ベランダでコンテナ栽培することも出来ます。15センチくらいの深さの容器に野菜用の土を入れて、種をまき、本葉2枚と、4枚のときに間引きして、株間を8センチ空けておきます。80日くらいすると収穫できます。

ニンジンの病気や害虫

ニンジンは、セリ科の野菜です。セリ科の野菜の栽培でよくつく害虫が、黄アゲハの幼虫です。黄アゲハは老齢幼虫になると体長が4センチにもなり、緑色に黒い横縞がくっきりとはいるので、大変よく目に付きます。大食漢で、ニンジンの葉を丸坊主にするのですが、動きは鈍く身体も大きいので、一匹一匹つまんでとりましょう。キクキンウワバという蛾の幼虫も、ニンジンの葉を好む害虫で、幼虫は、緑色でシャクトリムシのようにゆっくり動くので、薬をまくよりも手で捕らえたほうが早いでしょう。また、ニンジンがもっともよくかかる病気としては、根腐れ病があり、根に水に浸したようなしみ状の斑点ができ、次第に拡大して、大型の病斑になります。そこに、カビがくもの巣状にはえて、腐ります。根腐れ病は、春まきニンジンに多く見られる病気で、連作すると被害が多くなりますので家庭菜園で栽培する際に注意するポイントです。土の中に生息するネコブセンチュウに寄生されたニンジンは、まず根にシミができて、根が二股、三股に別れ、寸づまりになったり、ひげ根が多くなったりします。地上部の生育も悪くなり、葉っぱは黄色く変色し、しおれやすくなります。ネコブセンチュウの幼虫は、肉眼では見えず、成虫も2ミリ程度の水滴のような小さな虫です。ネコブセンチュウは、ニンジンのほかに、キュウリ、トマト、さつまいもなどを好むので、家庭菜園のニンジン栽培ではそういった野菜との連作を避けましょう。また、コンパニオンプランツとして、マリーゴールドや、ソルゴーを、ニンジンと一緒に育てると、センチュウの被害を抑える害虫対策をすることが出来ます。

ニンジンの栄養

ニンジンは、野菜の万能選手ともいえるほど、栄養価の高い野菜です。とくに注目したい成分はお馴染みのβカロテンで、キャロットという言葉に由来しています。βカロテンの一部は体内でビタミンAに変わり、残りはそのまま体内に蓄積され、抗ガン作用の働きがあるとされています。そのため、ガンの手術後、通常の生活に戻り、ニンジンジュースを常食することで、予後の健康を保っている人の話をしばしば耳にします。また、ニンジンに含まれる栄養素のビタミンAは、パセリや青紫蘇についで多く、卵一個分の量を食べるだけで、一日の必要量に達します。ニンジンは、パセリや青紫蘇に比べると、料理のバリエーションも多く、煮たり焼いたりしてかさを減らすのも簡単ですから、最も効率的にビタミンAを摂取できます。なお、ニンジンには、ビタミンCを破壊するアスコルビナーゼという酵素が入っています。この酵素は、熱や酸に弱いので、酵素の活性を抑えるために、生で摂取するときは、レモン汁を少々加えるとよいでしょう。ニンジンは、実と葉ともに、鉄分が多いので、貧血気味の人にも、積極的に食べてほしい野菜といえます。また、赤い色から連想されるように、身体を芯から温める働きがあるので、冷え性の人など、ニンジンが入った煮物をよく食べると、活力がついてきますね。

ニンジンのお菓子レシピ

ニンジンの特徴は、野菜の中で一番お菓子に向いているところです。お菓子にすると見た目もきれいであるうえに、栄養成分のカロテンや食物繊維が豊富なので、とてもヘルシーなスイーツが出来上がりますので、簡単レシピを紹介しますね。まずは、色も味もやさしい夏のニンジンアイスの作り方です。すりおろしたニンジン50グラムを、100パーセントオレンジジュース100tと混ぜて、レモン汁を大さじ1杯加えておきます。ヨーグルト100cc、牛乳100cc、はちみつ大さじ1杯をよく混ぜたところに、さきほどのニンジン+ジュースを入れて、レモン汁大さじ1杯を加え、さらに混ぜます。冷凍用の容器につめて、途中でかき混ぜながら、3,4時間かけて、凍らせて完成です。
次はしっとりして弾力性のある、カステラ風のニンジンケーキの作り方を紹介します。Lサイズの大きさの卵三つを黄身と白身に分けます。卵白が入ったボウルに、三温糖100グラムを2、3回に分けて加えながら、泡立て器で、角がぴんと立つまで泡立ててメレンゲを作ります。そこへ卵黄をくわえてさらに泡立て、すりおろしたニンジン100グラム、はちみつ大さじ2杯、サラダ油大さじ2を順に加えその都度よく混ぜます。そこへ、強力粉100グラムをふるいながら加えてさっくりと混ぜ、18センチのケーキ丸型に流しいれます。型に流しいれたら、10センチの高さから軽く落として、空気を抜きます。170度にあたためておいたオーブンで、40〜50分焼くと完成です。弾力の秘密は、薄力粉ではなく、強力粉を使うことなので、ニンジンケーキの作り方のポイントになります。

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