ピーマンの育て方を紹介。家庭菜園やプランターでの栽培方法として、種や苗の植え方、肥料や支柱の立て方、わき芽の取り方や実の若採などの剪定、病気や害虫対策とともに、ピーマンの栄養や料理レシピとして、手軽な一品やおかず、保存方法を教えます。
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ピーマンの育て方としては、5月の中旬から下旬頃、他の野菜の植え付けが終わってから植えつけます。高温を好むので、土の温度を上げるために、ポリマルチシートを使って栽培します。植え付けの3週間くらい前までに、植え込み予定場所に堆肥を入れ、全面に石灰、肥料を施してよく耕します。畝幅は80センチくらいにして、ポリマルチシートをかぶせます。透明のシートは温度上昇が早いですが、雑草も生えやすいので、緑色のポリマルチシートを用いるとよいでしょう。シートを張ったら、端に土をのせてしっかり押さえます。家庭菜園でのピーマンの植え方は、地面に空き缶を押し込んだり、はさみで十字に穴を開けたりして、植え穴を作り、60センチ間隔で畝に2本筋をつけて、株間を45センチくらいとって、植え込みます。家庭菜園でのピーマンの育て方で、種から栽培すると、80日くらいかかるので、苗を買うほうが育てやすく、プランターでも栽培できます。植え付ける前日に、購入した苗に水をたっぷりやっておくと、植えかえ時に崩れません。苗はがっちりしていて、第一花の開花直前で葉っぱの数が7、8枚ついているものがよいでしょう。また、ピーマン育て方として根が細いので、傷めないように慎重に植え込みます。ピーマンの栽培方法の剪定は、主要な枝と、一つめの花の上下にある枝を伸ばして、三本仕立てにして、わき芽は早いうちから取ってしまいます。ピーマンの枝は細くて折れやすく、風に弱いので、支柱は、主枝に一本たてて、それを挟み込むようにさらに2本、×印のように交叉させ、側枝に添わせてひもで結びます。あとは、家庭菜園で特に枝の手入れは要りません。追肥は、植え付け半月後に、株の回りに肥料をばらまき、軽く土に混ぜてやります。その後は、20日に一回程度、畝の両側に肥料をばらまき、土と混ぜます。最初に実ったピーマンを、何回か若採りすると、枝がよく伸び、その後の実の付き方もよくなってきます。収穫時期は長く、6月ごろから霜の降りる頃まで続きます。
ピーマンの栽培方法として、植え付け時に温度が低すぎるとうまく育ちません。また、泥はねによって病気も発生しやすくなるので、ビニール製のマルチシートを張って育てるとよいでしょう。高温を好みますが、乾燥には弱く、あまり乾燥したりすると、果実に辛味が出ることがあります。梅雨明け頃に、敷きわらを敷いてやると、通気を保ちながら、真夏の乾燥を防ぐことが出来ます。また、日照不足は、落花の原因になるので、主枝が繁茂してきたら、下枝や内側の枝の込み入ったところを適度に切って、日当たりを改善してやりましょう。家庭菜園で栽培するピーマンの害虫オオタバコガは、実に穴を開けて中の実を食い荒らします。被害にあったピーマンは、腐敗したり落下したりします。オオタバコガは、黄色い光が嫌いです。ピーマン付近を黄色いライトで照らすと、近づかなくなります。モザイク病は、葉っぱがちりめん状に縮れて萎縮する病気で、アブラムシによって媒介されます。目の細かい防虫ネットを張ったり、きらきら光るテープやCDをつるすと退散します。アブラムシの集団を見つけ次第ゴム手袋をはめて、捕獲してしまいましょう。雑草や剪定した木の枝を、炎を立てずに焼いた草木灰を、4,5日おきにかけるのも、効果的です。葉っぱにうどん粉をまぶしたような白いカビを生じるウドンコ病に対しては、50倍に薄めた純粋な穀物酢をスプレーすると効果があります。ピーマンの栽培を連作すると、土壌感染によって青枯病が生じます。青枯病にかかると、枝の先端がしおれ、実も変色して落下し、突然枯れてしまいますから、同じ場所には続けて植えないようにしましょう。家庭菜園で栽培する際の害虫対策としてピーマンのコンパニオンプランツはつるなしインゲンです。ピーマンの害虫はつるなしいんげんを嫌い、つるなしインゲンの害虫はピーマンを嫌います。こんな共生関係を利用してみるのも、面白いでしょう。
ピーマンの栄養素は、ビタミンAとCに富んでいて、とくに、ビタミンCは、トマトの5倍、レモンの1.5倍もあって、夏野菜でもトップクラスです。ピーマンは、なす科の野菜で、原産地は中南米の熱帯作物です。独特な香りを嫌がる人もいますが、香りの元であるピラジンは、血が固まるのを防ぎ、血栓を予防してくれます。また、ビタミンCは、コラーゲンの材料となり、メラニン色素の生成を阻害し、メラニン自体を無力化してシミやそばかすを防いでくれます。ピーマンのCの頼もしさは、加熱に強いというところです。成熟の度合いとともに増えていくので、完熟ピーマンのビタミンCが最も多いです。さらに、ビタミンPは、単独でも毛細血管を丈夫にし、動脈硬化、胃潰瘍を予防するうえに、ビタミンCの吸収を助ける働きがあります。夏場は、汗によってビタミンCの消費が激しくなるので、食べないと損です。独特の匂いは、さっとゆでたりいためたりして火に通すなど調理すると、気にならなくなります。また、ピーマンの緑色の素であるクロロフィルは、ポリフェノールの一種で、抵酸化作用があり、動脈硬化や血液浄化作用もあるそうです。ピーマンは鮮度がおいしさの決め手ですから、張りのあるうちに食べましょう。しわしわのピーマンは、栄養からみてもビタミンが損失しています。へこみや変形は、味には関係ありません。ピーマンの保存方法は、空気穴を開けたポリ袋に入れて冷蔵庫で保存すれば、5,6日はもちます。冷やしすぎると品質が落ちるので、野菜室で保存しましょう。
ピーマンを使った定番料理は、やはり、ピーマンの肉詰めでしょう。ひき肉、パン粉、炒めて冷ましたたまねぎ、塩、こしょう、しょうゆを混ぜてよくこね、半分に切ったピーマンに片栗粉をうっすらまぶしたところに詰めます。はじめに肉の面を下にして焼いて、焦げ目が付いたらひっくり返し、ピーマン側を焼きます。ピーマンは、皮がしっかりして崩れにくいので、詰め物をするには最適です。ソースは、ケチャップでも、和風のあんかけでも、何でも試してみて、自己流のおいしいソースを作ってみましょう。ひき肉の代わりに、ベーコンやチーズ、マヨネーズを詰めて焼くレシピもあります。カラーピーマンを使えば、見た目もぐっと華やかになって、ちょっとしたパーティメニューに変身します。ピーマンは油と相性がよく、一緒に調理すると、ビタミンAの吸収も促進されます。ピーマンにはビタミンCが豊富に含まれていて、3個で一日分のビタミンCの所要量がまかなえます。しかも、短時間の加熱では損なわれないので、夏バテの人、ストレスの多い人、喫煙者には、たっぷりと食べてもらいたい野菜です。ししとうも、ピーマンの一種で、栄養的には同じものを含んでいます。炒め物、揚げ物、煮物など、どんな食べ方でも、おいしく食べられますが、揚げ物にするときは、中の空気が膨張して破裂してしまい、やけどの原因になりますから、フォークなどでいくつか穴を開けておくようにします。ピーマンがたくさんあるときは、ちりめんじゃこや、鰹節と一緒に炒めると、手軽な一品になります。また、ヘルシーなレシピとして、梅干の果肉をむしって刻み、ピーマンといっしょに炒める方法もあります。天日干したピーマンを、しょうゆやみりんで佃煮にしても、ご飯のお供として、気取らないおかずになります。
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